結節性筋膜炎だろう→デスモイド腫瘍かもしれない→左臀部軟部腫瘍でした⇒燃刻(メメントモリ)カレンダーを作成

しこりの発見から除去手術と、難病かもという所見を聞いたときに考えたことなど記録しておきます。



2020年の春ごろ、左臀部の皮膚のすぐ内側にぐりぐりした感触のものができていた。

2センチほどの楕円形で、触るたびに気になっていた。

いつからかできていたのかは不明。

いわゆる「しこり」で、触って痛みはないけれど、しこりっていうのは腫瘍で、放置しておくわけにはいかないだろうと思っていた。

ネットで調べ、自宅からはやや遠方のしこり専門外来のあるクリニックで診てもらった。



触診と超音波検査したところ、「結節性筋膜炎」ではないかとのことであった。



担当ドクターによると、半年後くらいにもう一度見る、ひょっとしたら消失していくかもしれないとのことであった。

その話を聞き、期待と不安半々であった。

当然ながら結節性筋膜炎についてネットで調べまくり。

わかったのは、結節性筋膜炎というのは、比較的稀な良性の腫瘍類似病変である。

これなら様子見で放っておいて良いのかなと思っていた。


2020年秋ごろに2度目の受診をしたところ、超音波検査の画像にやや変化がみられた。

小さくも大きくもなっておらず、密度?濃淡が若干変わっているとのことで、またまた半年後くらいにみてもらうことに。

変化していないということで、なんとも言えない感じであった。

たまにしこりを触っては気になり、気にしてもしょうがないと意識から外そうと躍起になっていた時期でした。



2021年春ごろに再再診、腫瘤に変化なし。

この時のドクターの説明により、いずれにしろ切除し、その組織を病理検査する必要がある。良性なら終わり悪性であった場合、種類によっては治療必要ということがわかった。

大きくなってないので良性っぽいが、と言ってくれるも、検査しないとわからないので、やはり不安になった。

ちなみにこの診察後、会計待ちしていたら受付スタッフさんが忘れていたようで、ただただ1時間ほど待つことになった。すごく患者さんの多いクリニックとはいえ、受付スタッフ同士談笑している姿もみていたのですごく苛立ちを覚えた。受付の方は「すみません、私のミスです」と男前に謝罪してくれた。

(なぜだかよく覚えている)

この日はのべ3時間かかった。

他院を紹介してもらい切除手術を受ける予定だったけれど、このクリニックで行うことになった。

ドクターは健康そうで専門医として信頼できる印象だったので手術自体に不安はなかった。


手術を受けるため、2週間前の血液検査とMRIで1万円ほどかかった。

血液検査では尿酸値以外の値は全く問題なかった。尿酸値についての記録は前回の記事を参照。


2021年夏、しこりの除去手術を実施。


自分で車を運転して病院へ行った。
到着後すぐに診察室の隣(処置室?)で手術を開始することになった。

着替えもなく、簡易ベッドに横たわり臀部だけ服を脱いだ状態で待機した。
エアコンが直風で寒く、職員さんに弱めてもらった。

まず点滴準備、手術後に抗生剤?を入れるためとのこと。
それほど痛みはなかった。

続いて麻酔の注射。チクっと感じた。


とにかくどんな手順で何をするのか事前に聞いていなかったので、見えないところは勝手に想像するのみ。

不安が高まっていた。

臀部をつんつんされ「これ痛い?」と聞かれ「痛くないけど感じます」と答えたら、「感触は麻酔かかってもあるからね」と言われ、そういうもんなんだ…と思った。

そして5分後くらい、執刀開始。

臀部を切り開き、しこり部分を切除が始まった。


体感では15分くらいかしら、とにかく心細く、これぞ俎板の鯉でした。


その後はどんな手順でやるんだろうか、、、

ずっとハラハラしていた。


ただただ、痛みに恐れおののきながら、肉をもぎ取られている感覚が少し感じられ、なんとなーく落ち着いてきた時に、

バチっ!!とお尻に痛みと衝撃が走った。


麻酔が効いていない深部まで達してしまったようで、追加の麻酔が処置された。


そのあとはさらに恐る恐る、ただ待つだけだった。


この間、いろんなことを考えた。

・クリニックでこのような医療が受けられることの有難さ

昔の時代の医療を想像し、ここまで安心して町のクリニックで手術をうけられたのだろうか。医療技術、医師や看護師の質の高さが確保されている現代に、勝手に、でもとても有難く思った。

ただし今回のような切除してみないとわからない場合、なんとも言えない陰鬱としたモヤモヤは結果が判明するまでは残る。のは自然なことでもあるかな。

あとは、ベタかもしれないけれど、家族の顔が浮かんできた。終わりを意識することで生の意味を考えるようになるのか。

どのような結果になったとしても、今の環境とできることに感謝して生き長らえたいと思った。

自分なりに有意に過ごしたいと強く思ったのだ。



しばらくすると最後、「縫いますねー」との声が。

その前に患部洗浄を看護師さんの確認で行ってもらった。

(医師は忘れていた?)

患部を縫ったら終了のようで、ほっとした。


のも束の間、医師より切除したしこりの肉片を入れたケースを見せながら、

「デスモイト腫瘍かもしれない」と言われた。


最初よく聞き取れず、「へ?」と聞き返すとはっきりと「デスモイト」と言われ、

「わからんけど、本当は病理診断して判明するからこんなこと言っちゃかんけど」

その後の「デスモイト」に関する説明はよく覚えていないけど、難しい病状のものというのは伝わってきた。


て言うか、お医者さん、不明確なのにネガティブな情報だけ出さないでくれよ!


少し落ち込んだけれど、その時点ではひとまず手術が無事終わったことに安堵していたので気を休めた。

最後は抗生物質?を点滴して終わりかと思ったら、筋肉注射もあった。

もはや痛みに慣れてきた。


とても長く感じた約1時間だった。

会計約1万円。

翌日は点滴と筋肉注射で約千円。

翌々日は点滴のみで処置は終了。800円

術後の患部は保護ガーゼ等でカバーしていた。

シールの周りが痒く、かぶれていた。

その後、痛みはそれほど気にならず。

病理診断の結果がわかるのは2週間後、当然ながら「デスモイト」について調べていった。


TOKIOの国分さんが罹ったことが検索上位になっていた。


わかったことは、腫瘍をとってもどんどんと別の部位で再頻発してしまうとても難しい病態である、ということだ。


そこまでわかったら、いったん調べるのを止めた。


いくらでも良くない情報は集められるけど、精神衛生上よろしくない。


なんせ病理診断はまだなので、それ以上調べても意味がないのだから。


気にはなるものの日常は過ぎていき、2週間後、結果を聞くことができた。


所見として「悪性所見は見られません」「病変は取り切れています」




「・・・・・・。」ほっとした。。。


思ったこと

・手術をするならその手法、時間、リスク等事前に確認しておく。

・ひょっとしたらの情報を真に受けない

・メメントモリ いつ誰にでもやってくる


日々、やりたいと思っていること全部やって、生まれ育った環境に感謝・恩返しして、燃刻のうえ眠りにつきたい

そのため、燃刻カレンダーというものを作成することにしました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました