華やかなそのすぐ裏には目を背けたくなる事実もあるし、後になってみると素敵だなと思うことがある。
岡野純 、 佐々木正悟『やる気クエスト』(2016) kindleで読了
ドラクエ風にやる気を取り戻す方法を面白く学び、ヒントを得た。
タスクを、目標を、課題をやらなきゃと思っていてもやれないとき、
以下の方法はとっても有効なのではないだろか。
以下「」内の文章は、書籍から引用と一部意訳した文になっています。
やる気になる方法の前提として
「やる気は有限」
「やる気が出てこないのには合理的な理由がある。主としては『自分の脳への裏切り』
せっかくやる気があっても、別の何かにやる気を使ってしまったり、予定通りの成果を出すことができないと、脳への信頼を失ってしまう。」
このことへの例示には事欠かない。
土日にぐーたら、研究すすめたり、起業計画すすめたり、身体鍛えたり、やることいぱーいなのに、ようつべダラ見して、3度寝して、こたつでテレビを見る…。
『一日30分を続けなさい』にも書かれているが、人間にとって、やろうと思っているのにそうさせないのには脳や本能が大っきな要因でもあるのだ。
そんな時は (脳からの信頼を取り戻すには)
「①リターンを明確にする
・脳は成果主義、「~が欲しい」と願ったとき、手に入れるための道筋がハッキリしていたら、やる気が湧いてきます。」
身体鍛えたいことに関してははっきりしている(させてきた)。
久々にバレーして全然動けなくなってる、、、
しっかりジャンプしてカッコいいスパイクが打ちたいと思ったとき、週3以上スクワットする時間設けていれば身体ができていく。
有効な方法として、
「タスクシュート」を紹介していた。
手帳で、見積もり時間も含め記載しタスクをシュート!していきたい。
「②行動を具体化する
出口が分からない洞窟に入る前不安に駆られやる気が出ない。入っても出られないのでは
「たった5分だけ入ってみる」と始めてしまえば、不安に思うことに使っていたやる気(やる気の転用)が、行動に対して使われるようになる。」
これが本書で最大の気づきであり嬉しい発見。
やり始める前に、不安を膨らませるのに気力を使うのか、やり始めて行動に集中させるのかの違い。
不安を膨らませていてはもったいない!
「ちょっとだけやってみよう」
☆「終わらせよう」とするのではなく、「始めよう」とする
朝、なんとなくやることも業務もいっぱいのとき、まずはメモ書き出すからやると、みるみる具体化と計画がすすむ。
そしてまず着手することにエネルギーを注ぐのだ。
「③緊急事態を見える化する
思い通りにやる気を引き出すことができない理由は、緊急事態に備えてやる気を蓄えている(1.痛みを避ける2.快楽を得ようとする)から。
ピンチやミスと、それ等に対してどう向き合ったかを記録しておけば、次なる事態に応用できる。」
日常生活で、締め切りの直前になって、ようやく集中するということはよくあること。これは締切と言う緊急事態に蓄えていたやる気が引き出されているということで。
重要なタスクは①②を駆使し、前倒ししてまずはとっかかる。
とっかかって続かなかったら、心からのんびりしよう。
だらけた休日はせめてなぜそうなったか、その気持ちと行動を記録する。
「④承認者を見つける
明確化、具体化、見える化によってやる気発揮できるが、やる気はある程度ギャンブル性がないと起きない。絶対に実現可能と思っていることには使われない。
またやることが、社会的意義があるかということも重要。つまり認めてもらえるか。」
その通り、できるかわからくても、応援、喜んでくれる人がいれば元気にできる。
「⑤まず、笑う
人は、「今」の気分を基準に「未来」のことを考える癖がある。」
お腹すいてるときはいっぱい注文、お菓子大量に買ってしまう
朝通勤で嫌な思いをすると、一日中嫌な気分になる?
「計画時の自分」から「実行時の自分」へやる気を引き継ぐことができる。
早起きしやりたいことがあるとき、その計画時のワクワクしている気持ちもメモしておく、やりたいことをなぜなんのためにやるのか、その報酬は何かを合わせて書いておくのである。
読了して、やってみると決めたこと
・「始める」ことに注力する
→眠くても疲れてても、とりあえず「やってみる」ところまでやり、それからの自分に任せる
・計画に気持ちも書き加える
→計画もタスクもそれを終えたときの気持ちを書いてみる
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