イチブとゼンブ(ソーシャルワークの視点)

E先生と話し合える時間がとても有意義だ。

 

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本日も斜め向かいから、業務から海外の修学についてなどさまざまな話をした。

その中で、咀嚼していきたいことを記録する。

 

ソーシャルワークは部分と全体を捉え、紐解くことである
 部分とは、利用者であり一人の地域住民であり、何か課題を抱えたとき、その解決や向き合い方には全体を捉える必要がある。全体とは、利用している施設全体であり施設がある地域社会である。その施設で暮らす利用者が抱える課題の背景がどのようになっているのか、施設全体からみたときにどのような問題といえるのかを見ようとしなくてはならない。地域住民の抱える問題を地域全体からみることも同義。

ケアワークは一部、ソーシャルワークは全体を捉えるもの
 一人の地域住民が、足を痛め買い物に行けなくなり困っていた場合。その買い物部分を補うのは訪問介護や個別支援、痛めた部分については医療(看護、リハ)、その人の地域での生活から見て、支え合うための話し合いの場を設けるなどするソーシャルワークの視点といえる。

・その実践には視点と枠組みをもつことが必要
 「地域住民」の立場から、「ともに考える」という視点と、枠組み例として要素要件を整理しつつ足りないものを構築していくファシリテーションが、一部と全部を行き来するために必要となる。ただし前提としてソーシャルワーカーが所属する法人の理念や方針に拠ることになる。

・全体をとらえる力とは大きな目的を見据えること
野球チームのキャッチャーやサッカーチームの司令塔は試合中、常に敵味方チームの個々、守備体系等フィールド全体、試合展開に目を配る必要がある。その瞬間その瞬間の1対1の戦いに勝つように全力を尽くすだけではなく、その結果を全体の中でどう捉え、いかにして最終的に勝利するか、肉を切らせて骨を断つのかが求められるのである。

ソーシャルワーカーの視点
 ソーシャルワーカーの視点とは、一部と全部、つまりクライエントの抱える課題や問題を利用者視点から、暮らす環境や地域社会をつなげて捉え、クライエントとともに考えていくということである。

+私にとってのBig Whyとは
今日という一日の中で、例えばこの渋滞(車での通勤時)でどう過ごすことが大事か、それによってその後の時間にどう影響するか。そして、週の中での今日、月の中での今週、一年の中の今月、と鳥瞰していくとつまるところ何をなし得たいのかということにつながっていく。
一部と全部を高速で行き来できるようになれば、些末なこと(一部)でイライラせずに切り替え、その日その週その月その年(大きな目的)に思いを馳せるチャンスタイムとなり候。

 

 

写真は今年度始めた催し物で上手くいかなかったなと感じた日に撮ったもの。その催し物全体からすれば、少なくとも私にとっては必要な「上手くいかなかったこと」であった。その省察は主に準備だ。
・具体化
タイムマネジメント
・構造化

完璧ではなく、自分にとっての重要ポイントひとつをまずは見つめよ

 

「すべて知るのは到底無理なのに 僕らはどうして あくまでなんでも征服したがる カンペキを追い求め 愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに」

 

 

 

 

 

 

 

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